2013年10月24日木曜日

座禅について

 前回のレースでは腰の張りが全くなくなっていた。100キロ走ると大抵、腰痛になっていたのが、嘘のように痛みがなくなったのだが、実は理由がある。
 ここ半年ほど、週末の野菜作りの他に座禅をしていた。就寝前、起床後と30分ずつぐらいだ。まだまだ悟りを得るほどの境地の至っていないが、ここまでの経過を記録しておきたいと思います。

○座禅の方法について
 座禅は調身・調息・調心という段階を踏んでいきます。身体を調え、息を調え、最後に心を調えます。座り方は 結跏趺坐(けっかふざ)という座位をとりますが、最初の2ヶ月ほどは膝や足首の関節が固いので、半跏趺坐(はんがふざ)で片足だけ組んで座っていました。最初は腰や背中が筋肉痛で30分同じ姿勢を続けることが難しいのですが、慣れてくると、腰を立てた状態で、安定したポジションが分かってきて、正しい姿勢に必要な筋力がついてくることもあり、楽になってきます。なので最初の1ヶ月ほどは調身することが難しかったと思います。次に調息ですが、座禅中は数息観(すそくかん)と言って、ひと〜つ、ふた〜つ、みっつ・・・ここのつ、とお〜、までを呼吸を数える方法で息を調えていきます。息を吸ったときに、吸った息が、腹の下あたりにある臍下丹田まで流れるイメージで吸い込み、数を数えながら、臍下丹田に意識を集中していくようにします。こうすることで最初は他のことを考えたりしていたのが、余計なことを考えなくなり、自然と呼吸に意識を集中する状態が作られます。徐々に座禅中は臍下丹田にだけ意識が集中できるようになると、座禅以外でも、歩行やランニング中も臍下丹田に意識が落ち着く状態になることを感じるようになります。この状態までくると調心ということの意味がわかり、心が落ち着きます。座禅中もよく座れているということを実感できます。
 
○どうして座禅をはじめようと思ったのか?
昔の人の長距離移動の資料を探していたときに、山岡鉄舟(明治維新時の江戸城無血開城に尽力)のことを書いた小倉鉄鐵という人の聞き語りの「おれの師匠 」という書籍で、山岡鉄舟が禅の修行のため、片道120キロの距離を1ヶ月に2回、往復して、禅寺まで公案の問答をしに行き、3年間それを繰り返したとの記述があったからだ。そのときにふと思ったのが、長い距離を歩くことと禅とは関係があるのではないか?余計なことを考えないから早く着くのではないか、疲れずに歩けるのではないかとの着想が芽生えた瞬間だった。

○最初の座禅修行
 京都の亀岡にある宝泉寺というところに禅センターという禅堂があり、そこの3泊4日の座禅体験を行きました。毎日合計3時間半ぐらいあり、とてもきつかったです。ご飯がとてもおいしくてとても作法が厳しいところです。

宝泉寺禅センター

座禅中は私語はもちろん、鼻をすする音もだめで、音をできるだけたてないようにします。呼吸も音をたてないようにします。

座禅は
朝25分×2(途中で5分休憩が入ります。)
夜25分×3(途中2回、5分休憩が入ります。)

 食事の作法がかなり厳しくて、座禅中と同じように音をたてないようにするため、
椀が机にあたる音も出さないように注意し、みそ汁をすする音も出さず、飲むように食べます。音が出ると注意されます。茶碗にご飯を入れるところからすべて順番通りの作法があり、食べ終わりに椀にお湯そそいで椀を洗いながら、片付けて、最後に洗ったお湯を飲むというすごく合理的な片付け方でした。
 食事中はつねに緊張感がありました。緊張感はありますが、料理はすごくおいしいです。たくあんもこんにゃくも自家製だそうです。野菜も近くの檀家または寺の畑で無農薬で作っていますので安心して頂けます。
 あと、午前中は作務があり、日によって、草引きや、畑仕事や掃除などの作業があります。

○神戸の座禅会座禅は最初は一人では難しいと思います。禅寺は京都にあると思われますが、実は神戸にも禅堂のある有名な禅寺があります。神戸駅から歩いて30分ほどでしょうか。

神戸市兵庫区五宮町22-17
tel:078-361-0379
安居大接心中(4月~6月の15日~21日)午後6時~8時
(10月~1月の15日~21日)午後5時~8時
(12月は臘八の1日~7日も実施)午後5時~9時

 


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