2010年7月20日火曜日

2時間の旅路~一人旅の新たな一歩

2010/7/17(土)の14時ごろ、大阪の鶴橋を出発した。

午前中は会社に出勤していたので週末の疲れがどっと出ていたが、前々から計画していたことなので近くを散歩するかのように走り始めた。

讃岐うどんを食べに高松へ行こう。自分のからだ一つで気のみ気のままどこまでも走りたい。born to run の影響もあるのかもしれない。いつまでに何をどうする?普段の生活のような時間の制約があるわけではない。ただ走ることが楽しくて仕方がない。その気持ちのまま高松まで走り続けられるのか。試してみたくなったのだ。

マラソンを始めて3年目になるが、年々、走り続けるのが難しくなっているように思う。自分の納得のいく走りをするためには、自分をどんどん追い込まなくてはいけない。その追い込み方はマラソンを始めたころのような気楽さはなくなって、それなりに鍛えこまないと到達できないことも何度も経験した。必死になって鍛えて、自分の目標を達成して、やればできるのだという達成感に満たされていても数日たつとストンと転がり落ちるようにやる気がなくなってしまう。それを繰り返すうちにこれを何度繰り返せば、自分の目指しているところにたどりつけるのか?否。一生懸命走ることでそんなに自分の体を酷使してまで自分はいったい何で走っているのか?究極的には走るとは何なのか?

鶴橋から上本町を抜けてまずは難波に向かった。先週、夜間のトレランのトレーニングを兼ねて、夜の20時から六甲山にのぼり、翌朝6時に鶴橋の家まで走って帰っていたので今回はその逆の道をたどればよかった。難波から御堂筋を大阪まで北上し、野田阪神のところから2号線でひたすら西を目指した。ちょうど、この日は前日までの豪雨が収まり、夏らしい日差しが、体を照りつけた。自分の走る方向に太陽が沈んでいくので暑さで干上がりそうだった。ただ、まだ走り始めたばかりなので体は軽く、走り方を考えながら楽に走れる方法を考えていた。気持ちに余裕があるので仕事のことなど今、自分の置かれている状況なども頭の中でぐるぐる考えては答えを探していた。なんて楽しいのだろう。この調子だったら岡山までなら余裕で行けるかな。まったく無理をしていないので体は疲れていないし。

先週の三ノ宮~鶴橋と違い、六甲山を越えるわけではなかったので距離も40kぐらいしかなかった。しかし、神戸のいつもの喫茶店についたころには19時40分を過ぎていた。店の女性の方が今日は20時までですよとにっこりと確認してくれた。このお店は神戸駅から大倉山公園に近い紅茶の専門店で一人客しか入れない一風変わったコンセプトのお店でみんな一人なので静かで落ち着いて本を読んだりくつろいだりできるのでトレランのトレーニングの後はいつもここでリラックスしてるが、今日はそんなわけにはいかず、汗をいっぱいかきながら、座ってアッサムのミルクティを注文した。店の女性の方にいつものように近況の報告をすると「好きですねぇ。」と笑っていた。もう僕のこんな話にも慣れたのだろう。20分ぐらいしかいなかったが、座って休憩すると体が一気に回復した。よし、今日中には55k先の姫路までは行きたいなぁ。そんな淡い期待を胸に秘めて神戸を発った。

快調に飛ばして須磨海浜公園まで来たときに急に眠気が襲ってきた。まだ22時ぐらいだった。昨日までの仕事の疲れがドッと出たような感じだった。とりあえず、ベンチで横になろう。公園で横になって寝ていると30分ぐらいで目が覚めた。自分では1時間以上寝ていたと思っていたが、時間の経過が遅いのにびっくりした。横になって頭がすっきりしたので走り出した。夜のライトアップされた明石海峡大橋を見ながら、夜景を楽しんだ。今日も星はきれいでただひたすら星に向かって走っていた。明石を過ぎたころまた眠気が襲ってきた。あまりここで無理してもしょうがないので昨日までの仕事の疲れもあるので近くのマンションの前のベンチで横になった。時間は24時を過ぎたころで海岸にも近かったので肌寒かった。1時半ごろには目が覚めて、体が寒くて硬直したことと頭は軽くなったので先を進むことにした。

西明石を過ぎて、加古川に行くのにずいぶんと時間を要した。走りながらひょっとしたら今の自分はとても幸せな時間をすごしているのかもしれないと思い始めた。なぜなら、走りたいだけ走り、疲れたら横になって休み、腹が減ったら飯を食い、のどが渇いたら飲めばいい。そんなすばらしい時間は他にはないんじゃないのか?
仕事で思いっきり疲れているはずなのにどうしてこんなにも走れるのか?走れば走るほど頭はクリアになって冴えてさえいるように感じた。

加古川から姫路までは思ったよりも遠く、朝日が昇るころには気温は一気に上昇した。頭はぼぉ~っとしてやっとのことで姫路についたころには朝の8時を過ぎていた。駅の喫茶店でモーニングを頼み、一杯のコーヒーで疲れを癒した。この暑さは尋常ではない。駅前のバス停で神戸行きのバスが見えるとふとそのバスに乗って帰りたい気持ちが湧いてきた。岡山まではまだ半分までしか来ていない。次の相生(あいおい)までは30k近くあった。

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