昨年に続いて、今年もエントリーした。前日から神戸空港から羽田空港に行き、沼田駅から会場へのバスが15時30分発なので、それに間に合うように大宮から高崎で新幹線に乗り、なんとか間に合った。途中、高崎駅で、偶然、大峰早駈で知り合った方と再会し、電車の中でいろいろと話をした。2週間後にUTMFに出るので、その前にこのレースぐらい完走しとこうということらしい。私は昨年のリタイアの借りを返さなければいけないとこの1年取り組んでいたこともあり、なんとか完走したいと話をした。
今回は、前回の反省を踏まえて、ドロドロの路面で、土砂降りの雨でもいいように草鞋を13足準備してきた。1足10キロ計算なので、おそらく十分だろう。 5月に大峰奥駈の2日間のレースで完走したときに、風呂敷が肩に食い込んで、痛かったので、今回から草鞋を担ぐのに、背負子を使うことにした。前日のコース説明を聞いていると笹薮を切り開いたところは、危ないのでシューズを履くように注意があった。レース中に失格になっては困るので、念のためシューズも担いで持って行くことにした。
宿泊はふじやまの湯というところで、夕食が豪華で腹一杯で食べ過ぎた。温泉にも浸かって、明日の準備をした。
朝は3時に迎えのバスが来るので、2時に起床して、2時半に朝食のおにぎり2個とバナナとリンゴ を食べた。背負子を担ぐので、肩にテーピングをして、足の指にも親指だけ石に当たるので、今回から指サックをつけることにした。人差し指はテーピングを巻いて擦れるのを防いだ。
5時スタート。スタート直後からなぜか皆、ペースが速かった。理由はすぐに分かった。途中から山道で大渋滞。う〜ん。急いでもしょうがないので、走れるところはしっかり走ろうと思った。天候は晴れていたが、路面は前年と同様にところどころぬかるみがあり、すぐに足袋がドロドロになった。第一エイド(12キロ)に着くころには、2時間から2時間半ぐらい経過していた。山も徐々に急になってきたこともあり、ペースもゆっくりだった。急いでも前に他のランナーばかりなので、このままついて行くことにした。剣ヵ峰の山頂に着き、今年は開催時期が9月ということもあり、ブヨがいないのがありがたかった。去年はここで刺されまくった記憶がある。ここから下りに差し掛かるが、この下りがとても急なので、またまた大渋滞で立ち止まることが多かった。路面はやっぱりドロドロなので、予備の草鞋をたくさん持ってきていてよかったなと思った。山道の下りが終わり、林道に差し掛かったところで、草鞋を履き替えることにした。22~23キロ地点だったので、1足目を履き替えるにはちょうどよかった。履き替えて、走りやすくなり、一気に林道をかけおりて、道路もゆっくり走った。道路は、草鞋のすり減り方が早かった。第二エイドに向かう途中に大雪山トレイル80キロで同じ部屋だった方と偶然、再会した。相手の方は、折り返して、登りの方だったので、かなり上位の位置だった。そんなとこ(最下位近く)を走ってないで、早く追いついてきなさい!(笑)。と言われたが、いやいや、無理ですよと笑って返した。また、再会できたことを喜び、少し楽になった。
第二エイドに午前11時過ぎに到着。アクエリアスを補給して、バナナやおにぎり、味噌汁を食べた。このレースはエイドがとても充実していて、よかった。11時半には、エイドを出た。暑さは、去年ほどではなかったが、ゲレンデの登りはキツかった。休まず、ゆっくり歩き続けると他のランナーをどんどん抜き始めた。ずっと呼吸のリズムだけを考えて登った。山の登りに差し掛かると去年とコースが違うのではないかと思った。去年は来た道を戻って、武尊山の山頂を登ったような気がするが、今年は、ちょっと楽な登りだった。でも、登っているうちにふいに腰がピキッと痛みが走った。やっぱり、荷物の重さで、特に登りは、腰が悲鳴を上げてきた。あまり無理をしないでおこうと思い、淡々と登り続けた。山頂までには、梯子で下って、迂回して、無理やり道を切り開いたようなところを登った。何でこんなとこ登らせるんだとぼやきながら、歩いた。やっぱり、山頂の道は一般客も登るので、混雑するからかなと思った。なんとか山頂に到着。スタッフの方に写真を撮ってもらった。時間は午後3時を過ぎていた。少し、山頂で休憩して、山を下りた。この下りはそんなに厳しいところではないけれど、途中に沼のようなところを何度か通らないといけないので、草鞋に不利だった。下りを下りて、第三エイドに到着。到着した時に思ったのは、ここは去年は、第四エイドだったよなと思った。ここで関門に引っかかって、リタイアしたので、よく覚えていた。時間は17時15分ごろだった。ここの関門が18時だったので、給水して、きゅうりや豆腐やうどん、羊羹を食べた。豆腐がめちゃおいしいなぁと思いながら、草鞋を履き替えて、17時40分ごろにはエイドを出た。
草鞋を履き替えたこともあり、走りやすくなった。暗くなり始めたので、ヘッドライトを装着した。次のエイドまで10キロもなかったが、スキー場のゲレンデに差し掛かった。登りが長く、暗くて、先が見えなかった。ゆっくりペースを崩さず、登り続けた。さすがにゲレンデの登りは、腰が痛くなり、登り終えたところで、背負子を下ろして、少し休んだ。その後、一気にゲレンデを下ると、第四エイドに到着した。時間は19時50分ぐらいで、パンを食べて、コーラを飲んで、水の補給をして、20時には、エイドを出た。
暗くなって、なぜか調子がよかった。体はまだまだ全然動いたので、一気に進んだ。いい調子で進んで、ウォーターポイントに着いたときに、次のエイドまで聞いたら、あと8キロという答えが返ってきた。うげ〜まじか、あと2〜3キロかと思っていたので、驚いたが、水を補給して、また山を登った。ゆるやかな山だったので、さっさと登った。山の後半ぐらいから、またゲレンデを登り出した。これで何度目のゲレンデだろうかと思いながら、また長い登りを歩いていた。さすがに他のランナーも足が動かないようで、途中で休んでいるランナーもたくさんいた。いつもと同じように一定のペースで登った。上まで着くと、これを下るとエイドだとスタッフの方が教えてくれた。ちょっと休もうかと思ったが、後は下りるだけだから、休まずに一気に駆け下りた。
途中、道がよくわかなくて、道ではないところを下りていたが、ライトの光っているところを頼りに駆け下りた。ゲレンデには所々、側溝のような溝が横に走っていて、たまたま側溝の上にベニア板があり、その上に乗った瞬間に、ベニア板が、外れて、側溝に足がハマった。そのとき、側溝のコンクリートに脛(すね)を思いっきりこすって、裂傷になり、血が出た。足を打ち付けたあまりの痛さに少しの間、その場で座り込んで、悶絶した。なんとか、骨には異常がないことがすぐに分かり、エイドに向かって走った。
第5エイドに着いたのは、12時50分ごろだった。ここの門限は午前3時だった。アドバンテージは、3時間あった。到着すると、前日、大峰早駈で知り合った方とばったりと出くわした。このエイドはドロップポイントだったので、預けていた荷物をもらい、まず、トイレで、着ているものをすべて、着替えた。股のところが、股擦れになって、めちゃくちゃ痛かった。肩は、テーピングしていたので、ほとんど擦れてはいなかった。さっきの怪我の具合を見たら、血の吹き出したところに泥が混じっていて、自分で洗うのも困難だった。 救護のところで消毒してもらおうと思った。着替えてから、おにぎりや味噌汁を食べながら、たまたま通りがかった救護のお姉さんに傷を見せた。味噌汁を持ちながら、救護の部屋で消毒してもらうことになった。真水で、綺麗に傷口を洗ってもらい、ガーゼを被せ、泥がかかってもいいようにテーピングで止めてもらった。自分で見ても傷は思ったよりも浅い感じだったので、よかった。どちらかという湿布を張って、打ち身の炎症もなんとかしてもらいたかったが、裂傷の上に張ってもらうわけにもいかなかったので、そのままにした。たまたまエイドの近くで怪我をしてよかった。救護の方たちのおかげで、傷を心配せず、走れそうだった。怪我の治療の後、13時15分ぐらいになっていた。疲れが出ていたので、ちょっとだけ仮眠をとろうと横になった。うとうとしたところで、13時25分ぐらいに起きて、草鞋を履き替えた。ドロップの袋にゴールまでに必要のないものを入れた。シューズを担いでいたが、結局、使わなくてもよかったので、ドロップの袋に入れ、残りあと54キロだったので、4足の替えの草鞋があれば、ゴールまでいけると思ったので、残りの4足の草鞋を袋に入れた。ポカリの粉末や、エイドが充実しているので、おそらく食べない食料を袋に入れて、荷物をまた預けて、13時45分ごろ第五エイドを出た。
第五エイドを出るとゆるい登りが続いた。林道のような砂利もある道で、急速に眠くなった。あまりの眠さにその場で少し座っていた。しばらくして、また歩きだし、しばらくするとまたその場にうずくまり、眠くて、歩くのも困難だった。もっと第五エイドで寝ておけばよかったと思ったが、どうしようもないので、5分だけその場で仮眠をとったりした。眠気対策を全くしていなかったので、それを回避するすべはなかった。ちょっと寒くなってきていたので、ウィンドブレーカーを着て、仮眠を取ったりしていた。
第6エイドには、4時20分ごろに着いた。ここで、水を補給して、パンを食べ、コーラを飲んで、少し、ブルーシートで横になった。10分ぐらい寝て、ちょっとすっきりしたので、ホットコーヒーを飲んで、さらに頭が冴えたので、4時40分ごろにはエイドを出た。ここから、次のエイドまで22キロぐらいあった。道は道路や林道を進み、5時過ぎには明るくなり始めたので、ヘッドライトを外して、風呂敷にしまった。第7エイドの関門が午前11時だったので、あんまりゆっくりしていると関門に引っかかると思い、歩を進めた。眠さは少しマシになっていた。また登りがあり、つづら折りの下りを下りて、道路をすこし行くとエイドに着いた。
第7エイドに着いた時には午前10時ちょっと過ぎだった。 あとは残り21キロだった。もうここまで来れば、なんとしてでもゴールに着きたいと思った。まだ雨乞山が残っているので、油断は出来なかった。10時20分ぐらいには、エイドを出た。ゆるい林道がずっと続いていたが、行けども行けども、頂上にはたどり着かなかった。だんだんまた眠気が出て、道ばたで座り込んだり、ちょっとだけ仮眠を取ったりした。さすがにコーヒーの効果はすでになく、ちょっと休憩することでしか、回復できなかった。あまり座り込んでいるとゴールに間に合わなくなると思い、歩き出した。5キロほど、ゆるい登りが続き、下りになった。 下りになったので、走り出した。もう後は、1キロずつ距離を刻んでいくしかないと思い、走った。道は、ふかふかしているので、足にダメージは残らなかった。両足の太ももは張りがあったが、故障しているわけではなかった。今まで、足を温存していたが、もうその必要はないと思い、駆け下りた。まだ雨乞山があるから、どこかで登りがあるのかと思って、下っていても、なかなかなかった。あれっおかしいなぁと思いながら、走っていたら、ラスト5キロの雨乞山に着いてしまった。なんだ下りの途中にあるのかと驚いたが、後は激下りが4キロと道路が1キロだった。激下りを一気に駆け下りた。さすがに足がプルプル震えてきた。ある程度、下りたところで林道になったが、草鞋はすでにボロボロだった。このまま進むよりあと3キロ程だけど、思い切って、最後の草鞋に履き替えた。履き替えて走りやすくなったこともあり、一気にくだった。もう15時20分になろうとしていた。1キロごとの標識がなかなか出ないなと思っていたら、最後に残り2.5キロの標識が表れた。なんじゃそりゃと思いながら、さらに駆け下りて、やっと道路に出た。あとちょっとだと思っていたが、なかなか着かない。すでに時間は15時40分を過ぎていた。もう持てる力をすべて出して、走り抜けた。最後の橋をダッシュでわたり切り、スタッフの方とハイタッチして、ゴールした。時間は34時間51分00秒だった。
やった〜!時間内になんとか間にあった。これで100マイルに挑戦できるぞ〜。
故障箇所と確認事項
1.人差し指の爪がかなり痛い。指サックは親指と人指し指が必要
2.かかとまわりが張っている。草鞋で指をよく使うので疲れているのだと思う。
3.股擦れがひどい。次回以降、ProtectJ1というクリームを試してみる。
4.右の腰、股関節が痛い。かなり張っている。それに伴って、右足のむくみがひどい。
5. 眠気対策をする必要がある。
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